放射線検出装置 スクラップモニター
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■■製品紹介■■ | ||||||||||||||||||||
スクラップモニターは、金属スクラップ中に紛れ込んだγ線を放射している線源を検知する為の装置です。自己開発商品なので設置場所や用途にあわせたオプションの追加、カスタマイズに対応できます。唯一の国内製品であり全国規模の万全のサービス体制も整っていますのでスピーディーな対応が可能です。
スクラップモニターは、当社が自信を持っておすすめする製品です。 |
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■はじめに■ | ||||||||||||||||||||
金属材料として最も使用料の多い鉄鋼のリサイクルの過程において放射性物質の混入が大きな社会問題を引き起こそうとしています。日本の鉄鋼備蓄量は10億トン(1990年)を越え、これらから発生する老廃スクラップが2700万トン、加工並びに自家発生スクラップがそれぞれ600万トン、1000万トンとすると合わせて4300万トンとなり粗鋼生産量の50%近くに達しています。これらの鉄スクラップは今後とも増え続けると考えられます。これらに対応する為には電炉生産比率のさらなる向上、転炉での鉄くず配合率の上昇をはからねばなりません。一方、鉄スクラップ自体の国際的な移動はますます活発になり日本でも1992年には輸出が輸入を上回るようになってきました。この様に鉄くずの国際的な流通が増加するにつれて放射性物質が鉄くずに混入したまま取引される可能性が高まっており、1992年台湾の台北市で発見された民政マンションの放射能汚染事件は日本でもテレビ、新聞などマスコミで取り上げられました。この事件後、台湾のスクラップ関連施設119ヶ所に放射線検知器が設置され1995年には、鉛の防護容器に収められたセシウム137が溶解前に発見されています。 |
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■■製品概要■■ | ||||||||||||||||||||
本装置は、金属スクラップ中に紛れ込んだγ線を放射している線源を感知する為のモニターで通常トラック秤量器の入り側に設置し、トラックにより運搬されてくるスクラップを停止させること無く検出することができます。検出器には他社に比べて大面積の検出器(700mm×700mm)4面と、それぞれに2本の低雑音光電子増倍管を組み合わせ、γ線を効率よく検出することができ、検出された信号は高性能専用計測部に取り込まれ、長年培われてきた放射能計測ソフトウェアにより、高感度でありながら誤検出の少ない装置となっています。
なお、本装置は重要部分を含めてすべて国産部品を、国内調達部品にて構成されており、お客様のご要望に対しまして、海外のメーカーには絶対できない迅速なメンテナンス対応が可能となっております。 ■ … 放射能検出器 2,000mm×1,100mm×200mm |
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■■画面表示例■■ 積み荷の中の放射性物質の場所を表示 放射性物質が積み荷のどの位置にあるのかを検出数値をもとに特定、表示します。高感度の検出器を用いた微細な検知内容が可能にした機能です。すばやく、的確な対処をすることができます。 |
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放射能の数値を表示
検出された放射線の数値を表示します。シーベルト、ベクレルの切替が可能です。 |
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■基本仕様■
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■製品関連情報■ 『鉄リサイクル工業会が放射線源の混入実験』 日本保健物理学会様と日本鉄リサイクル工業会様が、当社製品を用いて「放射線源のスクラップ混入実験」を行いました。 『産業振興 放射能汚染スクラップの混入防止 全ヤードに検知装置』 当社製品をご購入いただいた、産業振興様の事業内容と設置に至る経緯が紹介されました。 (鉄鋼新聞、2001年02月07日) 『回収容器から放射線』(読売新聞、2000年05月10日) 当社が設置したスクラップモニターによって2000年5月8日、兵庫県加古川市の神戸製鋼加古川製鉄所において鉛製防護容器で遮へいされた放射性物質を発見しました。国内で集められた金属くずの中から放射線源が見つかった初めてのケースでした。 (読売新聞、2000年05月10日) 関連情報 『放射能汚染を検査 スクラップモニター装置』 当社がスクラップが放射能に汚染されていないかを検査するスクラップモニター装置を開発、発売したことが報道されました。当時、ゲート型の放射性物質検出装置のメーカーは、他に米国とドイツにある二社しかなく、国内での製品化は初めてでした。 (日刊工業新聞、1998年09月08日) ■そのほかスクラップへの放射性物質混入に関する報道資料■ 『金属廃材にプルトニウム 混入したまま溶解 英国』 2000年3月31日、英国シェフィールド市において、プルトニウムが誤って混入された金属スクラップが溶解されていたことが報じられました。金属スクラップへのプルトニウム混入が報告されたのは世界で始めてでした。混入経路は不明とのことです。 (毎日新聞、2000年06月10日) 『コンテナから弱放射線 比から輸入の金属廃材 和歌山の製鉄所』 住友金属工業和歌山製鉄所(和歌山市)においてフィリピンからのステンレス廃材の輸入コンテナから放射性物質が発見されたことが報道されました。 (朝日新聞、2000年04月29日) |